シンガポール便などで輸入されるいわゆる”ジュリー”です。外見としてはペルーのトリリネアータスを元親にしていると思われますが、日本の熱帯魚界ではそれほど区別されずにジュリーと呼ばれています。まだ幼魚なので、良い水でキープしてあげる事と、こまめにしっかり餌を与えれば立派な個体に育ってくれるでしょう。餌は冷凍アカムシやイトメを好みますが、各種人工飼料も問題なく食べますので、併用して与えてあげましょう。
吻は丸みを帯びたショートノーズタイプで地肌に複雑なネットワーク模様が入るのがこの種の最大の特徴です。産地によって個体差が多いのでコレクションするのも楽しみの一つです。
【飼育難易度】
容易。初心者にもおすすめです!
【当店飼育環境について】
水質:PH5.5〜7.0
水温:22℃〜25℃
餌 :プランクトンフード、冷凍アカムシ
底砂:アクアサンド、レイクサンド
【繁殖について】
成熟したオス3匹にメス2匹程度のペアを作ります。冷凍アカムシなど栄養価の高い餌をたっぷりと与えましょう。水槽の表面などに20個程度の黄色い卵を産むので、優しく指の腹で採卵し、繁殖用水槽もしくはプラスチックケースに移します。プラスチックケースの場合はエアレーションを必ず行いましょう。極微量のメチレンブルーを入れておくとカビの繁殖を抑えることができます。
また無精卵は白く濁ってカビてくるので見つけたらすぐに捨ててください。
ミナミヌマエビなど小型のエビを入れておくと、ダメな卵を掃除してくれるのでおすすめです。
孵化から5日くらいでブラインシュリンプを与えてください。1ヵ月で親と同じ餌で飼育できるようになります。
【混泳について】
非常におとなしい種類ですので、ほとんどの小型熱帯魚と混泳が可能ですが、アベニーパファーやエンゼルフィッシュ、クラウンローチ、ラミレジーなどほかの魚をつつく習性のあるものとの混泳は注意が必要です。
底床に鼻先を突っ込ませて餌を探すコリドラス特有の仕草が、毎日の餌やりを楽しくさせてくれます。人工飼料の他に大好物のイトメをあげた時のコリドラス達の喜びようは、見ていて本当に楽しくなります。また、水槽の底をちょこまかとコミカルに泳ぎ回る愛くるしい姿は、きっとあなたを癒してくれることでしょう。
元来コリドラスは、群れを作って行動する魚なので、水槽導入時には複数匹をまとめて入れてあげると、よりコリドラスの魅力を引き出せるのでオススメです。
※発送する個体は2.5cm前後のかわいらしい個体となります。
※画像は個体指定販売の生体以外はイメージとなります、実際と色、形状等異なる場合がございますのでご了承下さい。
また個体指定の生体においても、表記されているサイズは水中での計測の為、若干の誤差が生じる場合も御座います。